プロジェクト・ヨハック 20250708
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Project Yo-Hack
共鳴の舞台装置
佐賀から始まる、優しい社会実験
「私が我慢すればなんとかなる」の罠
あなたも、こんな風に思ったことはありませんか?
みんな忙しいから、私がやった方が早いし...
文句を言うくらいなら、自分でやった方がいいよね...
でも、その優しさと責任感が、あなた自身を静かに追い詰めていませんか?
便利になったはずの社会で、なぜ私たちはいつも何かに追われているのでしょうか。
進行する視覚障害が教えてくれたこと
私、細川亮は2022年3月に視覚障害の障害者手帳を取得しました。進行性の病気で、徐々に視野が狭くなっていく中で、日常の「当たり前」が少しずつ変化していきました。
そんなある夜、たった二段階認証の設定ができずに、カーペットの上で泣き崩れました。
視覚障害に甘えてなんかない。ただ精一杯生きてるだけなのに
その時気づいたんです。私は「やらねばならない」という重い鎧を着て、一人で必死にもがいていたことに。
立ち直らねばならない。強くあらねばならない。男らしくなろうとしないといけない。面白がらなければならない。
これまで自分が発してきた言葉が、全部自分をきつく縛り付けていました。
個人の体験から見えた「社会全体のバグ」
視野が狭くなる過程で、社会を今までとは違う角度から眺めるようになって、ひとつの仮説にたどり着きました。
私だけでなく、この社会全体に根深い「バグ」が潜んでいるのではないか。
見えない自動操縦プログラム
「空いた時間があったら、何かしなければならない」という、見えない自動操縦のプログラム
テクノロジーが進化して効率化が進んでも、なぜか私たちの心から「不安」や「焦燥感」が消えることはありません。
効率化によって生まれたはずの余白に、反射的に新しいタスクを詰め込んでしまう。まるで社会全体が強迫観念に支配されているみたいに。
私が一人で抱え込もうとしていた問題は、実は多くの人が共通して抱えている課題だったのです。
人生を変える、たった一つの問い
そんな時、私は人生を変える問いに出会いました。
「本当にこれは、私がやることなのか?」
この問いを持つだけで、世界が変わって見えます。
私たちは無意識のうちに、本来は自分がやらなくてもいいことまで、全部背負い込んでしまっているのではないでしょうか。
そして同時に、もう一つの前提に気づきました。
「世界は、人を頼ってもいい場所だ」
「頼る」から「共創する」へのパラダイムシフト
同じ「人に頼む」でも、こんなに違うことに気づきました。
以前の私
PCが苦手な妻にお願いする「情けなさ」
今の私
パートナーのじゅんちゃんと一緒にチラシを創る「喜び」
違いは何か?「やらねばならない」と「やりたい」の差でした。
やらねばならないで人に頼むと、申し訳なさと情けなさしか残らない。やりたいで人に頼むと、一緒に創る喜びが生まれる。
制約があっても、一人じゃなくても、完璧じゃなくても。自分なりの創造は、思ってるより身近にあるかもしれません。
私たちが取り戻すべき「本当の余白」
カレンダーの空白時間を作ることが余白ではありません。
私たちが本当に取り戻すべき余白とは:
内なる『スペース』
『刺激』と『反応』のあいだに広がる、"選択の自由"という名の、内なる『スペース』
「○○すべきだ!」という刺激に対して、反射的に「はい、やります!」と動くのではなく、そのコンマ数秒の間に立ち止まる。
このスペースの存在に気づき、その使い方を思い出すことさえできれば、私たちは状況の奴隷であることをやめ、人生を面白がるプレイヤーになることができます。
佐賀で築いてきた信頼の実績
この3年間、佐賀を拠点に活動を続けてきました:
行政との協働
佐賀市障害者プラン策定委員(基本理念キャッチコピー採用)
佐賀総合計画委員会公募委員
教育・研修実績
累計1000人以上の個人セッション
佐賀県教職員互助会「ゆるコーヒー講座」講師
九州国際高等学園、塩田中学校での講演
スポーツでの成果
SAGA2024全国障害者スポーツ大会
陸上100m銀メダル
佐賀という土地で、リアルなつながりを大切にしながら活動を続けています。
目指す未来:誰もが「自分に生まれてよかった」と言える社会
このプロジェクトの根源にあるのは、机上の空論ではなく、たった一つのシンプルな願いです。
「自分に生まれてよかったー!」と、誰もが心から言える社会
社会から与えられた役割(「女だから」「親だから」「リーダーだから」)の鎧をそっと脇に置き、ただ「人と人として」出会い直し、自分の人生の主導権を取り戻せる。
そんな未来を本気で目指しています。
具体的なプロジェクト:「余白」を生み出す舞台装置
どうすればその「スペース」に気づけるのか?
私たちは、人が自然とマインドフルな状態になれる「共鳴の舞台装置」を、社会のあちこちに仕掛けていきます。
ゆるコーヒーCafe
一杯のコーヒーを五感で味わう「余白」の入り口。参加者の意識の矢印を、ごく自然に「外(問題・課題)」から「内(身体感覚・今の気持ち)」へと向けさせます。
焚きBeat!!!
焚き火を囲み、ジャンベや手拍子のリズムで心を共鳴させてから語り合う、原初的な対話の場。
ゆる未来トークSAGA
佐賀という街を舞台に、議員や経営者、学生といった立場を超え、「私たちが望む未来」を本音で語り合う座談会。
「場」で起こる、OSの書き換え
意識の矢印が内に向いた人々が集う「場」では、コミュニケーションのあり方が劇的に変わります:
① 「問題解決」→「感覚の共有」へ
対話の前提が「正しさの証明」から「今、こう感じている」という感覚の共有に変わります。
② 「違い」→「尊重」へ
「感覚の違い」の奥にある「誰もが感情を持つ人間だ」という共通項に気づき、互いを尊重するコミュニケーションが自然に生まれます。
③ 「建前」→「本当の望み」へ
絶対的な安心感に守られた場で、人は鎧を脱ぎ、「本当は、どういう社会であってほしい?」という本音を語り始めます。
④ 「個」→「共鳴」へ
個人の望みが重なり合い、「私たち」の望みへと共鳴していく。そこから、次の創造的なアクションが生まれます。
あなたも、未来を創る「共犯者」になりませんか?
「プロジェクト・ヨハック」は、壮大な社会実験です。
この実験の面白さは、参加者から「共犯者(共同創造者)」へと進化できることにあります。
もしあなたが「面白い!一緒に何かやりたい!」「私の持つこの場所で、ぜひやってほしい!」と感じてくれたなら、それが「共犯者」になる合図です。
最初の一歩は小さくていい
一杯のコーヒーを一緒に味わう
焚き火を囲んで語り合う
あなたの「やってみたい!」を聞かせてもらう
完璧である必要はありません。あなたの「やりたい」が、次のプロジェクトの始まりの合図です。
今日から始められる、小さな実践
今日から始められること
問いかけてみてください
「本当にこれは、私がやることなのか?」
思い出してみてください
「世界は、人を頼ってもいい場所だ」
感じてみてください
刺激と反応の間にある、小さな「スペース」を
そして、もし心が動いたなら、ぜひ声をかけてください。
さあ、一緒に、この世界に優しくて面白い「ハッキング」を仕掛けていきませんか?
あなたの「やりたい」から、私たちの物語が始まります。
連絡先:細川亮
佐賀県佐賀市を拠点に活動中
Project Yo-Hack / 共鳴の舞台装置 / 佐賀から始まる社会実験