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ええやんモール構想

生産共同体「ええやんモール」構想 Ver. 1.0 (スライド形式)

生産共同体「ええやんモール」構想 Ver. 1.0

新しい“あたりまえ”を
実装する社会モデル

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全体ビジョン

「ええやんモール」は、単なる商業施設やコミュニティではなく、生活保障を基盤とした自律的な循環経済圏を構築する社会実験プロジェクトである。その目的は、資本主義的な「稼ぐ」ことへの過度なプレッシャーから人々を解放し、精神的な「余白」を生み出すことにある。これにより、個人の創造性や相互扶助の精神が発揮され、より豊かで安定した生活が送れる社会の最小単位(ネオ村社会)を創出し、そのモデルを社会に提示する。

構想の4つの特徴

基本理念:
生活保障を基盤とする「循環経済」

  • 生活基盤の保障: 共同体内で「衣食住」と、将来的には「教育・医療」といった生活の最低ラインを保障する仕組みを構築する。
  • 「フロー」のデザイン: 富の蓄積(ストック)ではなく、共同体内での財・サービス・スキルの健全な循環(フロー)そのものをデザインすることに主眼を置く。

経済構造:
内部循環と外部獲得のハイブリッド

  • 二層構造の経済: 内部経済(共同体内循環)と外部経済(外貨獲得)の層を持つ。
  • 柔軟な参加形態: 「半分は共同体の仕事、半分は既存の仕事」といった柔軟な関わり方を許容し、理念と現実のバランスを取る。

組織構造:
「器」の事前設計と分散型ガバナンス

  • 役割の事前設計(「器」モデル): 経済循環に必要な役割をあらかじめ設計し、専門性を持つメンバーを募集する。
  • 分散型ガバナンス: 中央集権を避け、主要分野ごとに自律的なチームを組成し、強靭な組織構造を目指す。

外部市場における競争優位性

生活基盤が保障されているため、利益のみを追求する必要がない。人件費を度外視した質の高いアウトプットを提供でき、結果として既存の市場で強力な競争力を持つ可能性がある。

構想を深めるための論点

この構想をさらに具体化するために、私たちが考えるべき「問い」を以下に示します。

1. イデオロギーのあり方

経済合理性を超えた協力の場面で、共同体を支える共通の価値観(コア・ビリーフ)は何か?

2. 経済循環の「血液」

「生活保障費」の一部を独自通貨で支払い、内部での利用を促すことは可能か?

3. ガバナンスの「骨格」

意思決定、対立の解消、加入と脱退のルールは何か?

4. 社会との接続点

労働者協同組合法人、NPO法人など、どの法人格を選択し、どう活用するか?

次のステップとして

まずは、このコンセプトシートをたたき台に、さらに議論を深めていきましょう。特に上記4つの論点について、思考を巡らせてみてください。

世界の事例は、私たちの想像力を掻き立てる「部品庫」のようなものです。これらの部品をどう組み合わせ、日本の文脈に合わせてどうアジャストしていくか。その共同作業を、楽しみにしています。

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